赤ちゃんの発達は、「うちの子はこれで合っているのかな」と気になりやすいテーマです。寝返りやお座り、はじめの一歩、はじめの言葉。周りと比べて早い・遅いに一喜一憂してしまうこともあります。けれど発達の月齢は、達成の期限ではなく、わが子の「できた」を見つけやすくするための目安です。この記事では、0〜2歳の発達の目安を月齢別に整理し、家族で「できた」を残すコツを紹介します。
なお、発達には大きな個人差があります。順番が前後したり、ある時期だけゆっくりに見えたりするのは珍しくありません。ここで紹介するのは一般的な目安で、気になることがあれば健診や、かかりつけ医・保健師にご相談ください。
発達は5つの視点で見るとわかりやすい
「発達」とひとことで言っても、見るところはいくつかあります。まめログの「できたことリスト」では、次の5つの視点で整理しています。
- からだ:首すわり、寝返り、お座り、歩くなど、体全体の動き
- 手・指:物をつかむ、持ち替える、指先でつまむなどの手先の動き
- ことば:声に反応する、喃語、はじめの言葉、二語文など
- こころ・関わり:あやすと笑う、人まね、バイバイなど、人との関わり
- 生活:手づかみ食べ、スプーン、コップ、着替えなど、日々の暮らし
ひとつの視点だけで見ると不安になりがちですが、5つに分けて見ると「ことばはゆっくりでも、からだはぐんぐん育っている」といった、その子なりの伸び方が見えてきます。
月齢別の発達の目安
0〜3か月
外の世界に少しずつ慣れていく時期です。
- あやすと笑う、近くの顔や動くものを目で追う
- 声や生活音に気づいて反応する、「あー」「うー」とクーイングをする
- うつぶせで少しの間、頭を持ち上げる
4〜6か月
体や手の動きがはっきりしてくる時期です。
- 首がすわる、寝返りをする、支えると座る
- おもちゃへ手を伸ばして握る、片手から反対の手へ持ち替える
- 声を出して笑う、「ばば」「まま」などの喃語が出る
7〜9か月
移動と「やり取り」が広がる時期です。
- ひとりで座る、ずりばいやハイハイで移動する
- 親指と手のひらで小さめの物をつかむ
- いないいないばあを喜ぶ、人見知りが出ることもある
10〜12か月
立つ・つまむなど、できることが一気に増えます。
- つかまり立ち、伝い歩きをする
- 親指と人差し指で小さな物をつまむ、容器に物を入れる
- 拍手・バイバイをまねる、手づかみで食べる
1歳〜1歳半
歩きはじめ、はじめの言葉が出る時期です。
- 支えなしで数歩進む、ひとりで立つ
- なぐり描きをする、積み木を2個積む
- 意味のある言葉を話す、スプーンを使おうとする、コップで飲む
1歳半〜2歳
動きも言葉も、ぐっと豊かになります。
- 小走りをする、ボールを蹴る
- 積み木を4個ほど積む、「ママ きた」のような二語文を話す
- ほかの子のそばで遊ぶ、靴下や帽子を自分で脱ごうとする
「できた日」を残しておくと、後から宝物になる
発達の目安は、できていないことを数えるためのものではありません。むしろ逆で、「いつ、何ができるようになったか」を残すための、ゆるい道しるべです。
まめログの「できたことリスト」では、月齢・視点ごとに目安を一覧で確認でき、できたものにチェックを付けると「できた日」として記録に残せます。家族で同じリストを見られるので、パパが先に見つけた「できた」も、ママとそのまま共有できます。
- 「寝返り」「ことば」などで検索して、気になる項目をすぐ探せる
- 月齢やカテゴリでしぼり込み、今の時期の目安だけを見られる
- できた日を記録して、家族みんなで成長を振り返れる
比べるためではなく、見つけるために
同じ月齢でも、できることは子どもによってさまざまです。早くできることもあれば、ゆっくりなこともあり、それぞれがその子の個性です。目安はあくまで「見つけるための地図」として使い、できた一つひとつを家族で喜んでいけたら十分です。
発達の遅れが気になるとき、急に身につけたことができなくなったように感じるときは、自己判断で抱え込まず、健診の機会やかかりつけ医・保健師に相談してください。記録があると、いつごろどんな様子だったかを正確に伝えられます。
参考にした情報源
発達の目安は、こども家庭庁の乳幼児健診に関する案内と母子健康手帳情報支援サイトの情報を参考にまとめました(最終確認:2026年6月)。発達のスピードには個人差が大きいため、目安から外れていても心配しすぎず、気になる場合は健診や自治体の窓口でご相談ください。