離乳食を進めていると、「この食材はどう調理するの」「これはアレルギーが心配だけど大丈夫」と、食材ごとに迷う場面が出てきます。一つひとつ調べるのは大変なので、よく使う食材をカテゴリごとに整理しておくと、献立を考えるときに見渡しやすくなります。この記事では、離乳食で使う食材をカテゴリ別にまとめ、下ごしらえの要点と「はじめて食材」の進め方を紹介します。
はじめる時期や進め方には個人差があり、自治体や医療機関の指導が最優先です。ここでは一般的な目安として、食材の特徴を中心にまとめます。離乳食の基本的な進め方は「離乳食のはじめ方|初期の進め方と「はじめて食材」の記録」もあわせてご覧ください。
主食:エネルギーのもとになる
最初の一口は、なめらかに煮たおかゆから始めるのが一般的です。慣れてきたら、水分量を変えて少しずつ食感を上げていきます。
- おかゆ:10倍がゆ → 7倍がゆ → 5倍がゆ → 軟飯と、少しずつ水分を減らす
- パン・麺類:食パンやうどん、そうめんなどは、小麦が原材料。やわらかく調理し、麺はゆでこぼして塩分を落とす
- その他:オートミールや米粉も使いやすい。コーンフレークは無糖タイプを選んでふやかす
野菜・いも:彩りと食べやすさを足す
加熱すると甘みが出て、つぶしやすい食材が多いカテゴリです。
- 甘みが出やすい:にんじん、かぼちゃ、さつまいも、玉ねぎ
- とろみ・まとまり:じゃがいも、里いも
- 葉物:ほうれん草や小松菜は葉先を中心に、あくを抜いて細かく刻む
果物:少量から、加熱でも生でも
そのままでも食べやすい果物が多いですが、はじめは加熱すると消化にやさしくなります。りんごやバナナなど、甘みのあるものから少量で試します。
豆・大豆製品:たんぱく質の入り口に
なめらかでつぶしやすい豆腐は、たんぱく質を取り入れる最初の一歩になりやすい食材です。
- 絹ごし豆腐・木綿豆腐:加熱してつぶす。大豆はアレルギーに気をつけたい食材
- 納豆・高野豆腐:刻んだり、すりおろしてとろみ付けにも使える
魚・肉:白身魚から、脂の少ないものへ
たんぱく質は、脂の少ないものから少しずつ進めます。
- 魚:しらすは湯通しして塩分を落とす。白身魚から始めるのが一般的
- 肉:鶏ささみは脂が少なく、細かくほぐしてとろみを付けると食べやすい
アレルギーに気をつけたい食材は「1日1種類・少量・午前中」
卵・乳・小麦・大豆などは、アレルギーに気をつけたい食材です。新しい食材を試すときの基本は、どのカテゴリでも共通です。
- 新しいものは1日1種類だけにして、重ねない
- 少量から始めて、様子を見ながら増やす
- 午前中に試す(万一のとき、受診できる時間帯のうちに)
まめログの「はじめて食材」では、食材を主食・野菜・豆・魚・卵などのカテゴリで一覧でき、試した食材と日付を記録できます。「これはもう試したかな」と迷ったとき、記録があれば家族や保育園、健診でも正確に共有できます。
食べた記録が、次の安心につながる
食材ごとに「試した日・量・食べたあとの様子」を残しておくと、後から振り返るときに役立ちます。発疹や機嫌、便の様子など、気になった点もあわせてメモしておくと、受診のときにも伝えやすくなります。
食物アレルギーが心配なとき、食べたあとに気になる症状が出たときは、自己判断せず、速やかにかかりつけ医へご相談ください。記録は、その子のペースで安全に食の世界を広げていくための、心強い味方になります。
参考にした情報源
食材の進め方は、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」とこども家庭庁の案内をベースに、家庭で試した順番を添えて整理しました(最終確認:2026年6月)。特にアレルギーに関わる内容は、必ず最新のガイドとかかりつけ医の指示もあわせてご確認ください。