赤ちゃんの体重や身長は、増えているかどうかが気になるところです。けれども一回ごとの数字だけを見ても、多いのか少ないのか判断しにくく、かえって不安になることもあります。大切なのは「流れ」で見ること。この記事では、成長曲線の考え方と、記録をグラフで見て安心につなげる方法をまとめました。
一回の数字より「流れ」で見る
体重や身長は、日によって測り方や条件で少しずつ変わります。一回の数字に一喜一憂するより、数週間から数か月の流れで見るほうが、その子の成長を正しくとらえられます。
- 一回の増減ではなく、線として上がっているか
- 先週・先月と比べてどう変わったか
- その子なりのペースが保たれているか
「昨日より減った」と感じても、流れとして増えていれば心配のいらないことが多いものです。
成長曲線はどう見るか
母子健康手帳には、成長曲線(パーセンタイル曲線)が載っています。これは多くの赤ちゃんの成長範囲を帯で示したものです。
- 帯の中に入っているか、よりも「曲線に沿って伸びているか」が大事
- もともと小さめ・大きめでも、その子の線に沿っていれば順調なことが多い
- 帯から大きく外れていく、または横ばいが続くときは相談の目安
平均と比べて落ち込む必要はありません。見るのは「その子自身の成長の向き」です。
記録をグラフにすると変化が見える
数字の羅列だと変化はつかみにくいですが、グラフにすると流れが一目でわかります。
- 点が右肩上がりに並んでいるかを見る
- 急な変化や横ばいに気づきやすくなる
- 健診時に経過を見せやすい
手書きでもアプリでも、続けて点を打っていくだけで、その子の成長の推移が線になって見えてきます。なお、適正範囲を示す帯(パーセンタイル曲線)は母子健康手帳で確認できます。記録した推移と母子手帳の帯を合わせて見ると、より安心につながります。
測るときは条件をそろえる
家庭で測るときは、条件をそろえると数字がぶれにくくなります。
- できるだけ同じ時間帯に測る
- 服やおむつの有無をそろえる
- 毎回きっちりでなくてよい。だいたいでも続けることが大事
正確さより継続です。同じやり方で続けるほど、流れが見やすくなります。
増え方が気になるとき
流れとして増えていれば、多少の上下は気にしすぎなくて大丈夫です。ただし次のようなときは、自己判断せず相談しましょう。
- 体重が増えない、または減っていく状態が続く
- 飲みが極端に悪い、元気がない
- 成長曲線から大きく外れていく
健診はもちろん、気になることがあれば健診を待たずにかかりつけ医や自治体の窓口に相談して構いません。記録があれば、経過を正確に伝えられます。
体重・身長の評価は個人差が大きいものです。判断に迷うときは、かかりつけ医や自治体の窓口にご相談ください。